http://deztec.jp/design/07/10/16_blog.html
議論できるコメント欄が好きな人って、自信家なんだろうな。あるいは、何か勘違いしてる。
何回かやり取りをすれば、批判者を説得できると思ってる、わけでしょ。そして(炎上みたいな特殊状況を別とすれば)、コメント欄に登場した数人ないし10数人を折伏したら、世間を説き伏せたみたいな気分になれる。……いまの私は、この世界観に賛同しない。コメント欄は、勘違いを誘発して管理人を疲弊させる装置。
日本人だけでも1億人いるのであって、例えブログが炎上して10万人、20万人に読まれたとしても、そんなのゴミカスみたいな数字でしょ。仮にバカな難癖をつけてくる連中を全員、啓蒙することに成功したって、その外側にあなたの敵予備軍は数千万人いるわけですよ。意味ないんだ、コメント欄で反論したって。
はてブのコメントとかに、絶対に反論しちゃいけないとかいってない。でも、基本的には、もっと他のことに労力を割く方がいい。はてブは、システム的に反論が難しくなってる。これはむしろ福音なんだよ。反論欲に負けがちなブログ管理者たちに、「無駄なことをするのはおやめなさい」と説いている。
最初はムズムズすると思う。私だってそうだったもの。でもしばらくすると、いちいちチマチマと反論せず、自分が主導権を握って情報発信していく文化というのが身につく。
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